調剤薬局

セルフメディケーションとは

皆さん、今日7月24日は何の日かご存知ですか?

今日は、「セルフメディケーションの日」です。セルフメディケーションって聞いたことありますか?

本日はセルフメディケーションについてまとめてみました。

セルフメディケーションとは

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)は定義しています。

人生100年時代、いかに健康に日々を過ごすかということが大切です。

運動、食事、睡眠などの自然治癒力を高める。そして、風邪や腹痛などの軽度な身体の不調はOTC医薬品を上手に利用し自分で治すセルフメディケーションが役立ちます。

セルフメディケーションに必要なこと

セルフメディケーションの意味はわかったけど、どうすればいいの?

いざ始めようと思っても、何からどうすればいいかわかりませんよね。

まずは下記のことを始めてみてください。

健康やOTC医薬品の正しい情報収集

健康を維持するためにはまず正しい情報を得ることが最も大切です。

じゃあ、どこで情報収集や相談すればいいの?って困りますよね。

一番はかかりつけのお医者さん・薬剤師さんに相談することがいいでしょう。病院や薬局に普段行かない方でも最近では「健康サポート薬局」という薬局が増えています。健康サポート薬局では月一回の健康相談会を開催している薬局もあるので自分の周りの薬局に健康サポート薬局がないか調べてみてください。もちろん、健康サポート薬局ではない薬局でも気軽に相談に応じてくれると思います。

健康診断の受診

定期的に健康診断やがん検診をしてますか?

健康診断もセルフメディケーションです。自分自身の身体の状況の確認になります。

健康診断の結果に注目し、生活習慣の見直しにもなりますよね。健康診断の結果や結果の悪かった項目の改善方法など、お医者さん・薬剤師さんに相談して改善していくことも可能です。病気の早期発見にも繋がります。

家庭でも体重や血圧、血糖などをチェックし、自分自身の健康管理もできます。最近ではコロナウイルスの影響でパルスオキシメータ(血中酸素濃度計)を購入する方も非常に多いです。

適切な食生活、適度な運動、睡眠

皆さん、意外にできていないのではないですか?

年齢が上がるにつれて運動する機会も減っていきますし、一人暮らしの方などは食事をインスタントなどで手のかからないもので済ませたり、睡眠に関しても仕事が忙しかったり、ストレス・悩みなどで寝られなかったりしますよね。

ポイント

食事・・・食生活は生涯続ける健康の基盤です。一番は過剰摂取にならないように気をつけること、バランスのいい食事を心がけることです。

運動・・・1日1万歩以上歩くことを目標に! お家時間が多い時代だからこそ20分でもお外を歩いてみてください。ストレッチでも体操でもいいと思います。気持ちのリフレッシュに繋がります。

睡眠・・・6時間以上は意識して睡眠をとりましょう。良い睡眠はからだも、心も健康にしてくれます。

ぜひっ!!1つでも実行してみてください。

自分の身体と向き合う

日頃から自分の身体と向き合い意識し、健康なときの自分の状態をしっておくことで、身体の異常を知らせるサインを見つけることができます。

セルフメディケーション税制について

OTC医薬品をよく購入する方に覚えておいてほしい制度を紹介します。

従来の医療費控除制度の適用条件である年間の自己負担した医療費が10万円を超えなくても、対象となるOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超え、一定の取り組み(本特例の適用条件)を行った方が適用を受けられる新しい制度です。

セルフメディケーションの申告対象

下記の①から③をすべて満たすことが条件

所得控除を受けられる条件
① 所得税、住民税を納めている。
② 健康維持増進等を関する取り組みを行う。(特定健康診査・予防接種・定期健康診断・がん検診)
③ 対象となる要指導医薬品及び一般用医薬品を1世帯当たり1年間に1万2,000円を超えて購入(控除限度額8万8,000円)

※ 従来の「医薬品控除」と「セルフメディケーション税制」のどちらかの制度しか利用できません。どちらを利用するかは対象者ご自身で選択することになります。

所得控除金額について

対象となるOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超える時、その超えた部分の金額(申告者の扶養家族分を含む、上限8万8,000円)が対象となります。

注意:年間2万円分を購入しても1万2,000円を超えた金額が減税額になるわけではありません

(引用元画像:厚生労働省 セルフメディケーション税制について)

セルフメディケーション税制の対象となる医薬品

対象となる医薬品は医療医薬品から転用された医薬品:成分数は89(令和3年6月23日現在)

厚生労働省のサイトでは対象となる成分やOTC医薬品の品目が一覧になっていますので確認できます。

毎回、一覧リストを見て確認する必要はありません。

識別マーク

製品の大きさやパッケージの色によって、このマークの大きさや色も異なります。

2017年1月執行に伴い、多くの対象の製品のパッケージに対象製品であることを示す識別マークが表示されるようになりました。ただし、マーク表示に法的義務はないようなので、生産の都合などの理由から表示されていない対象製品もあります。

セルフメディケーション税制の適用を受けるための確定申告するには、購入した対象製品の情報が表示されたレシート・領収書が必要です。そのレシートには必ずセルフメディケーション対象製品である旨を記載しなければならないのでそこで確認することも可能です。

OTC医薬品を購入したレシート(領収書)は大切に保管しておきましょう。

最後に

今日はセルフメディケーションの日ということで、セルフメディケーションについてまとめてみました。「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」簡単なようで難しいです。まずは、病気にならないこと。そのためには規則正しい生活習慣。運動・睡眠・食事は自然治癒力を高めてくれます。

軽度な不調でOTC医薬品などお薬に迷ったり、不安になったら是非、薬局にお薬の相談をしてみてください。薬剤師さんは気軽に相談にのってくれますよ。

以上になります。

ご不明な点やご質問などがありましたらコメント、お問い合わせからよろしくお願いします。

皆さんとより一層ステップアップできればと思います。

では、次の記事で!!!!

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