こんにちは!あんでぃです。
前回の「口内炎どこまで知っていますか?」の対策・予防になっていますので、そちらがまだの方は読んでいただけるとよりわかりやすいと思います。
今回は口内炎の対策・予防・市販薬についてまとめました。
口内炎ができても何もしないで治す方もいますよね・・・
口内炎の対処法
口内炎の原因は免疫力の低下、栄養不足、物理的刺激などさまざまですよね。口内炎は生活習慣の見直し、ビタミン剤や市販薬(OTC薬品)を使用して、様子をみる。長期間(2周間以上)治らないときや口全体に広がるほどの口内炎は医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診?市販薬でセルフケア?
「口内炎」は軽度なものから重度なものまで、いろいろな症状があります。
医療機関での受診を勧める場合
・長期間に続く場合(2週間以上)
・広範囲で発生している場合(口の中全体など)
・発熱などの全身症状を伴っている場合
・患部が潰瘍状態になっている場合(深くまで傷ついている場合) など
また、痛みが強く、食費ができないなど、生活に支障をきたす場合も無理せず、病院を受診するのをおすすめします。
市販薬でセルフケアできる場合
特に持病がなく、口内炎が1ヵ所に限定してできている場合は、セルフケアで様子をみましょう。
口内炎に使用される市販薬には、抗炎症成分・組織修復成分・殺菌消毒成分などが含まれています。
また、食事だけでは補えないビタミンB群などが含まれているビタミン剤と市販薬を活用して、セルフケアで治しましょう。
市販薬には飲み薬・塗り薬など、いろいろな種類があることはご存知ですか?
下記にまとめてみました。
剤形 | 作用・特徴 |
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飲み薬 | 疲れや偏食などが原因の口内炎や、身体の内側から体質改善を図りたい人には飲み薬です。 部位・範囲に関わらず使うことができます。抗炎症成分を配合した治療薬もありますが、主に粘膜の再生を促進し健康な状態に保つビタミンB群を配合した緩和薬です。緩和薬は口内炎を長引かせず、できにくく、繰り返さないように服用される場合があります。 |
貼り薬 | 口内炎をしっかりカバーしてくてるのが貼り薬です。 患部に直接作用し、痛みや晴れを鎮めます。口内炎に直接カバーしているので食べ物など外部刺激から患部を保護してくれます。 |
塗り薬 | 口内炎が複数あり、範囲の広い場合にも使うことができるのが塗り薬です。 患部に直接作用し、痛みや腫れを鎮めます。他の剤形では使用できない場合でも使用が可能です |
スプレー薬 | 口内炎が複数あり、範囲の広い場合にも使うことができるのがスプレー薬です。 患部に直接作用し、痛みや腫れを鎮めます。直接、触れたくない場合や届きにくい場合に口内炎がある場合はスプレータイプが便利です。 |
うがい薬 | 口腔内の殺菌消毒のために使用するのが、うがい薬です。 他の治療薬と併用して使用する場合が多い。細菌繁殖を抑えるなど、口内炎をできにくくしたりもします。(注意:ひどい傷の場合は殺菌液が傷の修復を遅らせる場合もあるので注意が必要です。) |
いろいろな市販薬があって悩んでしまう場合は、ひとりで悩まず、専門家(医師・薬剤師・登録販売者など)に相談し、自分の症状にあった市販薬を選びましょう。
その他の対策
口内炎ができてしまったら、正しい早めのケアが大切。
体を休める。ストレスや疲れなどで免疫力が低下している場合、睡眠を十分にとり、生活習慣を見直す。
口の中を清潔を保つ。歯磨き・うがいを心がける。こまめにうがいすることも口内炎を早く治すために効果があると言われています。
刺激の強い香辛料や熱いもの、濃い味つけのものなど、刺激物を避けましょう。
口内炎にはビタミンB群、ビタミンC。下記のような働きがあります。
ビタミンを多く含む食品
ビタミンB2・・・アーモンド、納豆、卵、乳製品、サバなどの青魚、レバー など
ビタミンB6・・・マグロ、カツオ、バナナ、にんにく、米 など
ビタミンC ・・・キウイ、ブロッコリー、菜の花、レモン、赤ピーマン、イチゴ など
食事で補えないときは、サプリメントやビタミン剤の活用もおすすめです。
口内炎の予防
口内炎はなってからではなく、発症する前のに予防することも大切です。
口内炎があると楽しい会話の際や食事の際に、辛い思いをしますよね。生活習慣を見直すことで口内炎は予防できます。口内炎の原因は、ストレス・栄養不足などによる免疫力の低下、口の中を噛んでしまうなどの物理的刺激などがあげられます。
ストレス
社会人になってから口内炎ができるようになった人も多いかと思います。私もその一人です。
転職や移動で職場環境が変化したり、責任のある仕事を任せたれたりなど、仕事で大きなストレスを感じることは少なくありません。ストレスが溜まると、寝られない、頭が回らない、頭痛、口内炎などが現れます。
ストレス解消法は十人十色だと思います。一般的な解消法は、規則正しい生活、軽い運動や趣味、日光浴も気持ちを安定させます。自分に合うストレス解消法を探してみましょう
食事の栄養バランス
偏った食生活によるビタミン不足で免疫力が低下すると、口内炎が発生することもあります。ビタミンB2・B6・Cを積極的に摂って免疫力を高めましょう。免疫力の低下は口内炎をできやすくします。
ビタミンB群・Cが含まれる食品ばかりを口内炎に良いからをそれだけを食べると栄養が偏ります。
意識するのは、バランスの良い食事です。
睡眠不足
睡眠不足は体や心の健康にさまざまな影響を与えます。
健康な状態を保つには、1日6〜8時間の睡眠をとるように心がけましょう。
市販薬の紹介
最後に少しですが、剤形ごとに市販薬の紹介をします。
トラフル錠(飲み薬)・・・飲んで治したい方に。炎症を抑えて痛み・腫れを鎮めてくれます。
口内炎パッチ大正クイックケア(貼り薬)・・・患部に貼るだけ痛くてしみる口内炎に。ステロイド成分配合です。
新デスパコーワ(塗り薬)・・・3種類の有効成分を配合。歯茎の出血やはれなどの歯肉炎・歯槽膿漏に伴う諸症状に対してもすぐれた効き目を発揮します。
トラフル クイックショット(スプレー薬)・・・患部に直接届いて炎症を鎮めます。スプレー薬なので手の届かない場所や薬品を直接触れたくない方に。のどに痛みにも。
パブロンうがい薬AZ(うがい薬)・・・抗炎症成分配合で口の中やのどのはれを鎮めるうがい薬です。
剤形によっての使い方や特徴を知っているとその口内炎にどの薬が最適かがすこしは見えてきますよね。
さらに、お薬を作っているメーカーもたくさんあるので、同成分のものがあったり、同じ剤形なのに成分が違ったり、迷うこともあると思います。
迷ったときはご気軽に医師・薬剤師・登録販売者に相談してみてください。
以上になります。
ご不明点やご質問などありましたらコメント、お問い合わせからお願いします。
そのた、まとめてほしい内容や加算、薬局のことなど記事にしてほしい内容がありましたらお気軽にご連絡ください。
皆さんと調剤事務員としてステップアップできればと思います。