こんにちは!登録販売者のあんでぃです。
最近は毎日暑いですし、雨も多いのでじめじめしますね。
私の住んでいる地域でも先日30℃を超えました。まだまだ肌寒い日もあるこんな季節は長袖か半袖か悩まさせますよね。私は半袖のYシャツで出勤していますが、朝は肌寒い。日中は暑い。温度管理が大変です。こんな季節に注意したいのが脱水症です。
皆さんは脱水症についてどれだけご存知ですか?今回は脱水症についてまとめました。
脱水症とは
皆さん、ご存知かと思いますが私たちのカラダの半分以上は、水分でできています。この水分は「体液」と呼ばれ、カラダにとって、大切な役割を担っています。脱水とは、単なる水の不足ではなく、カラダから塩分も同時に失われた状態のことです。
体液の働き
・体温調節
・カラダに必要な栄養素や酸素を運び込む
・カラダに不要な老廃物を運び出す
そして、体液の割合は年齢とともに、減少します。
体液が失われると、脱水症に陥ります。
脱水症により現れる症状
現れる症状は、微熱、口渇感、体重減少、尿や発汗の減少。脱水の度合いは、体液が失われることによる体重減少の割合により3段階に分けられます。
例:体重50kgの場合
軽 度 ・・・ 3〜5% 1.5kg〜2.5kg
中等度 ・・・ 6〜9% 3.0kg〜4.5kg
重 度 ・・・ 10%以上 5.0kg以上
そして、カラダの中で体液の多い臓器に異変が生じやすくなります。
こどもと高齢者は要注意!
こどもや高齢者は脱水症になりやすいと言われています。
体液の割合は成人で60%。小児で80%。特に成長期は水分を多く必要とし、水分の出入りが激しいです。
こどもが脱水症になりやすい理由
・成長期は水分を多く必要とし、水分量の出入りが激しい。
・体重あたりの失われる水分量が大人に比べて多い。
・汗をかく機能や腎臓の機能が未熟である
高齢者が脱水症になりやすい理由
・体液を貯める筋肉が少ない。
・水分の摂取量が減っている。
・のどの渇きや暑さに気づきにくい。
脱水のサイン
脱水症はカラダに色々な変化があり、次のようなサインがあったら脱水を疑いましょう。
サイン
・原因不明の発熱
・急激な体重減少(7日以内に4%を超える減少)
例:40kg〜60kgで1.6kg〜2.4kg以上の減少
脱水を疑うポイント
・握手してみる・・・手が冷たければ疑わしい。
・舌を見る・・・乾いていたら疑わしい。
・手の甲の皮膚をつまんでみる・・・皮膚がつままれた形から3秒以上戻らなかったら疑わしい。
・親指の爪の先を押してみる・・・赤みが戻るのが遅ければ疑わしい。
・高齢者のわきの下を確認してみる・・・乾いていたら疑わしい。通常、高齢者のわきの下は汗による潤いがあります。
規則正しい食生活とい水分補給
○ 規則正しい食生活
・カラダに入ってくる水分・・・代謝水、食べ物の水分、飲料水
・カラダから出ていく水分・・・尿、便、汗、不感蒸泄(皮膚や呼吸から失われる水分)
○ 1日8回を目安に、こまめな水分補給
・のどの乾きを感じる前に水分補給する
例:起床時→朝食時頃→10時→昼食時→15時頃→夕食時→入浴前後→就寝時
アルコール以外の飲料での水分補給を!
○ 乳幼児は自分での判断は難しいので、保護者などが適切に飲ませましょう。
脱水症になってしまったら経口補水液を摂取
経口補水液は、水と塩分と糖分をバランスよく含み、カラダへの速やかな吸収に優れた成分です。
塩分は吸収力、糖分は吸収速度をアップする役割があります。塩分も糖分も多すぎても少なすぎても効果が弱まります。バランスが良いと効率がよく吸収できます。
スポーツドリンクではダメなのか?
通常の水分補給であれば十分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、食事や水分摂取量の低下などによる脱水には、経口補水液がおすすめです。
・経口補水液の飲み方・成人の方は1日あたりの目安で500ml〜1000ml。既製品の場合はその製品にあった量を飲むようにしましょう。
おすすめの経口補水液
私のおすすめの経口補水液は「オーエスワン」です。皆さんもCMなどで耳にする場面が多いと思いますが、おすすめです。
オーエスワンの特徴
・ドラッグストア、薬局、病院内、通販サイトなどで購入可能。
・経口補水液の中でも味は独特でしょっぱいです。脱水の時は美味しく感じます。(個人的な感想ですが、共感も多いと思います。)
・オーエスワンには下記のマークがついています。
これは特別用途食品個別評価型病者用食品として消費者庁が特許した食品に表示できるマークです。
オーエスワンは病者用食品に区分され、特別用途食品のうちで特定の疾病のための食事療法上の期待できる効果の根拠が医学的、栄養学的に明かされている食品です。
オーエスワンが苦手な方は「ゼリータイプ」がおすすめです。私、個人もゼリーは飲みやすく美味しいですので日頃の水分補給にもおすすめです。
最後に
一番は脱水症にならないことが大切です。ほとんどの方は夏の暑い時期だけに注意しがちですが、一年を通して注意が必要です。水分もこまめに摂取することが大切で、もしもの時のために経口補水液を1本でも準備して置くのがいいでしょう。高齢者やお子さんは特に注意が必要ですので周りのサポートが大切です
以上になります。みなさんのご参考になれば嬉しいです。
ご不明な点やご質問などがありましたらコメント、お問い合わせからお願いします。その他、まとめてほしい内容や加算、薬局のことなど記事にしてほしい内容がありましたらお気軽にご連絡よろしくお願いします。皆さんと調剤事務員としてステップアップできればと思います。